岩手から東京に出て来て6年が経ちました。
当時は何も知らずに出て来た田舎者で
豊洲に住む気満々で、
不動産の方が家賃事情的にも…
と勧めてくれたくれたのが
江戸川区の葛西でした。
ある休日、駅の近くを歩いていて
一軒の喫茶店を見つけました。
慣れない地で慣れない仕事、
目一杯な毎日だったのを覚えています…
そんな中でその喫茶店で過ごす時間は
何も難しいことは考えなくてよくて
とても居心地のよいものでした。
大きな窓の近くの7番テーブルによく座りました。
交差点を渡って駅へ向かう多くの人たちを
ぼーっと眺めていました。
色々なメニューをいただいて
どれも美味しかったんですけど
一番だいすきだったのは
サラミチーズトーストと
フレッシュなオレンジジュースでした。
最高だったなあ。
住む街が変わり、足が遠退いて1年くらいかな、
閉業の情報が入って来ました。
マスターやスタッフさんと
挨拶くらいしかしたことがなかったけど
個人的には支えてもらったお店だったので
最後にお礼くらい言いたかったなあと
切ない気持ちになりました。
そこからこの世の中に突入しちゃって
半年くらい経ってしまって、
時間はかかってしまったのですけど
やっとまたこの駅に降りました。
他のお店が入っていたり解体されていたり…
もしかしてって思っていたんですけど
営業中のプレートやKEY COFFEEの看板と
色あせた食品サンプルの棚が出ていないだけで
そのままの状態でした。
たくさん喫茶店を巡って
感動するタイミングはあるし
その気持ちのために知らない土地に足を運んでいて
それが間違えているとは思わないけれど
街角のように自分の生活とか心境みたいなものに
より近い（時間を共有している）喫茶店があれば
これからも大切にしたいと思います。
街角に関するツイート↓
（スレッド形式で続いています。）
ぼくの数あるお気に入りの喫茶店の内のひとつが ティールーム街角 で、気分のリセットとかにお世話になっています。これらは最初に訪れた時のもの。2015年6月訪問。#喫茶店 #葛西 pic.twitter.com/n9s96X1UQO
— しょーへい@喫茶店 (@parlor_22) February 3, 2017